キラキラ輝く鮮やかで涼しげなブルーのカクテルが、目の前のグラスに注ぎ込まれていき…そして、スッと私の手元にカクテルが差し出された。 「図星か。…じゃあ、夏音ちゃんは基礎を教える為に臣さんから言われるだろうね。あ~、大変。」 『好きな人の夢の為なら頑張れます…!それに、教えるのも料理も好きだし…!』 「…世話好きだね、本当。…それはそれとして。そのカクテルちょっと飲んでみて。」 『えっ…!』 楓さんのカクテルと言えば…悪酔いして七日酔いになった苦い思い出がある。