顔を上げて冴木君の顔を覗き込んで思った事が一つ。 あれ?なんか凄く…冴木君の目が鋭くなってるような…? 「……ん?って事は俺達と記念日が同じか!…そっか。夏音もおめでとうだな♪」 『ありがとう…♪』 おめでとうって言われて素直に笑顔が溢れるのは久しぶりの事かも。 「陽菜が凄く喜んでたぞ?夏音が前に進めたって。良かったな、これでちゃんとお前の居場所見付けたな。」 『うんっ♪』 にっこり笑顔を向けると、先輩の視線は冴木君に移って―