顔を見るや否や、それまで緊張感一杯だった彼女の顔が急に曇り始めて…… 「松岡さぁんっ!…もうすぐ、ダーリンが仕事を終えてここに来てくれる予定なんだけど…怖いよぉ…フラれちゃったら…どうしよう…。」 出会った頃の勝ち気な彼女はどこへやら。 今は臆病なまでに小さく震える気弱な女の子そのものだ。 『りりあちゃん…。』 「ぅっ……っ……」 大きな瞳からは次から次へと大粒の涙が溢れ落ちていく。 それだけその人が大好きで…不安も大きいんだね…。 でもきっと大丈夫と手を強く握り目線を合わせた時―。