微笑ましく二人のやり取りに黙って耳を傾けていると不意に背中に視線を感じる。 振り返ると腰をさすりながら手招きをする藤枝さんの姿。 「夏音ちゃーん、雑誌の開封手伝ってもらって良い~?」 『あ、はーいっ!』 そう言えば今日は定期講読の本が事務所に届いてたんだっけ。 入れ替え作業も仕事のうちだし、今の藤枝さんには辛い仕事だもんね。 『この箱で良いんですか?』 「うん、お願い!…でさ…夏音ちゃん♪」 『はい?』