『全部、マスターのおかげ…?』 「うん…!だから俺にとって父親だから凄く…感謝してる。…なかなか、ありがとうって言えないけどね…。」 ごしごし袖で涙を拭いてはまた涙が溢れ出てきてるけど…どこか吹っ切れた様な、すっきりとした表情になった気がする。 冴木君の心の闇は少しは晴れてくれたのかな? 表情の変化に、ほっと胸を撫で下ろした私は、彼の頬に流れている滴を指でそっと拭き取った。 『だったら私も…マスターに感謝しなくちゃ♪冴木君の事助けてくれて、ありがとうございますって♪』