『…あはは…。』 思い返してみたら確かに…手を繋いだけど…。 だけど確か―お祖母ちゃん達の前に出る時は手を離したはず。 …ギリギリ見えちゃってたのかな…? だとしたら恥ずかしい限りだけど……私より冴木君の方が恥ずかしそうだ。 「幾斗はちゃんと、松岡さんに優しくしてる?我儘とか変な無理強いはさせてないかぃ?」 『と、とっても優しい…です…!ご飯もいつも美味しいって全部食べてくださいますし…!』 「あらまぁ~ありがとうねぇ~♪…そうか~、それなら私も安心だね。」