「ん~~っ…!つっかれた~!」 予想以上に長い電車旅で少々疲れが溜まってしまった私達は、畳の部屋で柔軟体操の如く足を思いっきり伸ばす。 するとそこに急須と氷が入った硝子の湯呑み、そして私達が選んだ最中と、羊羮を運んでくれお茶の用意をしてくれて思わずテンションも上がる。 「はい、どうぞ♪暑いから冷茶にしたよ♪」 「ありがと♪」 『わぁ、いただきます♪』 涼しげな透明なガラスの湯呑みには赤い金魚やアサガオが描かれていて可愛らしい。