頭を軽くポンっと軽く撫でると誰に電話をしに行ったのか、少々殺気立った様子の冴木君は事務所の中へ向かった。 そんな彼の背中を見送って……今は楓さんと二人きり。 「お疲れ様…何か飲む?」 『あっ…自分で取りに行くので大丈夫ですよ。』 「そう?んじゃセルフでお願い♪」 『はいっ。』 カウンター席から立ち上がると冷蔵庫の中のオレンジジュースをグラスに注ぎ、再び席についた時、真剣な顔の楓さんと目が合う。 「…夏音ちゃんさ、最近可愛くなったね。」 『えっ……?!』