モデルさんのように整った横顔からは、切れ長の目が少し長めに伸びた前髪の間からチラり覗かせるその人は―。 「楓?!!なんで居んの?!マスターは?!」 厨房に立って仕込みをしていたのはマスターではなく、コック服を着た楓さんが包丁を握っていたのだ。 『…遅れて来る…とかですか?』 「いや…臣さんね、やっちゃったんだって♪」 「や…やった…?!何を??」 意味深な発言と楓さんの妖艶な表情に一瞬ドキッとしてしまう。 …それは冴木君も同じみたいで若干顔を赤らめた。