フライパンの中ではジュージューと卵焼きが焼き上がりそうになっていて、早くお皿に移さないとフワフワじゃなくなるし焦げ焦げになってしまう。 「ん~~朝から幸せ~~♪」 『冴木君っ!焦げちゃうからちょっとだけ放して!!』 「えっ、あ!ごめんっ!」 即座に反応してくれたおかげで、無事卵焼きが完成してひと安心。 「…凄い…♪ふわふわしてる♪これをパンに挟んで…♪」 『ふふ♪』 お皿に移した卵焼きをまじまじと見詰める彼の姿はお弁当が出来上がるのを今か今かと待っている子供の様に見えた。