何を言い出すかと思えば…!

「ずっと思ってたんだけど、俺達って言っちゃえば壁一枚壊しちゃえば同じ部屋に居るようなものでしょ?付き合ってるのにお互い隣同士の部屋に帰るってなんだか寂しいなって思ってたんだよね。」

『た、確かにそうかもしれないけど…!でも、もしご両親とかが来たらどうするの?…私が居たら…何言われるか…。』

「それは心配無いよ、来るような人じゃない。…来たら来たで追い返すし、もし仮に夏音さんに悪態ついたりしたら…ただじゃおかないから…どうせなら半殺しに―。」

『…冴木君…。』

あ、またこの冷たい表情。