✽✽✽ 喉の乾きを覚えて目を開けた。 あれから眠ってしまったようだった。 制服も着たままだった。 「うわ、制服がしわになっちゃった……」 それだけでテンションが下がる。 時計を見ると8時前だった。 「行きたくないなぁ……」 急いで準備をすれば間に合うけど、そんな気力は私にはなかった。 秋と顔を合わさなければと思うと余計に。 でもいずれは行かないといけない。 そう思うと、とても憂鬱になった。