秋の言葉で彼女たちは黙り込んでしまった。



「警告しとく。二度と真咲には近づくな。また同じような真似をしたら、ただじゃおかねぇから」



すると、観念したのか彼女たちはそのまま立ち去っていった。



「真咲、大丈夫か?」



秋が心配して駆け寄ってきた。



「う、うん…大丈夫」



「大丈夫じゃねぇだろ。手、震えてる」



秋に言われて初めて自分の手が震えていることに気がついた。