「え、そんなこと言ってたの？」
「……そうだけど」
私…相当やばい人になってる…
どんどん顔が青ざめていく。
「真咲って眠くなったら何言っても肯定するんだな。いいこと知った」
秋がニヤッと笑った。
何か企んでるよ、絶対…
もう一緒にいたくないな…
「私、1人で帰る」
そうだ、これが1番いい。
「ダメ」
答えにイラッとする。
「何で」
「仮にも女子なんだから、危ねぇだろ」
…あ、そういうこと。
意地悪だなと思ったら、優しくしてくるし。
いったいどういうつもりなんだろう。
家に帰ってからも、気になって仕方なかった。
