笑顔でさよなら、涙にありがとう。



さっさと着替えて、シャッとカーテンを開ける。



「お、意外と早かったな。服貸せ」



ひょいと、さっきまで着ていた服を奪われる。



「あのさ、恋人同士じゃないって店員に言ってよ!」



「はぁ?否定する方がめんどくせぇだろ。いいじゃん別に、減るもんじゃねぇし」



減るもんじゃ……ないけど!


また反論しようとしたけど、秋がスタスタとレジに向かって行った。


はぁ…何か今日は疲れたなぁ。


近くにあったイスに座りこんだ。


これが夢なら早く覚めてほしい。


悪夢だ。