笑顔でさよなら、涙にありがとう。




「ま、いいか」



もう厄介な人もいなくなったことだし、帰ろうとしたその時、



「『ま、いいか』じゃねぇよ。次行くぞ」



いつの間にか私の前に現れ、また手を掴んで歩き始めた。


いったいさっきまでどこにいたんだ。



「ちょ、今度はどこに行くの?」



「服屋。ちょっと付き合え」



ふ、服?


自分の服を買うのに、何で私が付き合わないといけないんですか。


自分の服くらい自分で選んでほしい。