次の日も秋は休み時間になれば、すぐに私のところに来た。
「真咲」
教室だというのに、私のことを普通に『真咲』と呼ぶ秋はどうかしてるんだろうか。
「えっ、あの2人って付き合い始めたの?」
周りがザワザワし始める。
あ〜……めんどくさい。
「何?」
「今日の放課後、予定入れんなよ」
「何で」
「どっか行くから」
「嫌」
「拒否権はない」
…は?
『意見を受け入れてやる』って言ったのはどこのどいつだ。
全く受け入れられてないんだけど。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…