ただ… 「でも両親が生きていたら、否定されずにすんだのかなとは思うけど」 ごろんと寝転がって空を見ながら言った。 「…否定?」 あ、余計なことまで話してしまった。 「いや、何でもない」 日差しがぽかぽかして気持ちよくて、うとうとしかけたその時、 ダンッ!! と音がして頭が冴えた。 目の前には長谷川秋の顔がある。 え…どういう状況? い、いわゆる…床ドンっていうやつを…されてる?