笑顔でさよなら、涙にありがとう。



そんなの当たり前でしょ。


今の話の流れ的にも分かるのに分からない方がおかしい。



「もう、話しかけないで下さい。どうせ、私が何を言っても何も変わらないんだから」


私にとっては何てこともない言葉だった。



「それってどういう意味?」



その声がさっきとは違う、あまりにも真剣な声だったので、顔を上げてしまった。


声と同じで顔も真剣そのものだった。


仕方ない…答えるか。



「…発言したところで意味がないから」



「意味がないって?」



「そのまんま」



そう、意味なんてない。


私のことを受け入れる人なんていないから。


そこからはもう話しかけてこなかった。