「あの……」 「えっ、男?俺、もしかしてかけ間違えた?」 「あっ、いや、長谷川楓の携帯で合ってます。俺、弟です」 「えっ、弟くん?ってことは、秋くん?」 …何で俺の名前知ってるんだよ。 犯人は姉貴しかいねぇけど。 どんだけ俺のことしゃべってんだよ。 「あ、はい」 「楓は?」 「……それが、今入院してて」 「にゅ、入院!?とりあえず、今から向かうからどこの病院か教えてくれる?」 場所と病室の番号を告げると、すぐに電話が切れた。