笑顔でさよなら、涙にありがとう。




ガンッ!!!!



ドサッ!



閑静な住宅街に衝撃音が響き、何かが倒れる音がした。


その時、目の前に広がった光景が今でも忘れられない。



「…………姉貴?」



姉貴が倒れていた。



「姉貴!」



急いで体を起こそうとすると、手に生暖かい感触があった。


びっくりして手を引っ込めて見ると、血がべっとりついていた。


そこで全てを悟った。


姉貴は俺を守ったせいで、鉄パイプで頭を殴られたんだと。