笑顔でさよなら、涙にありがとう。



何とか真咲の腕をつかみ、引き上げた。



「お前……何やってんだよ、バカ!!」



何で死のうと思ったんだよ。


俺の前からいなくなるなよ。


言いたいことは山ほどあった。


でも何よりも、



「よかった…無事でほんとによかった……もう心臓止まるかと思った…」



真咲が無事だったということ。


それが1番だった。


強く真咲を抱きしめ、存在を確かめる。


真咲も抱きしめ返してくれて、しばらくそのままでいた。