「真咲…?」



少し離れて立っている真咲。



「バイバイ…」



そう言って真咲が走り出した。



「真咲!!」



すぐに追いかけたが、なかなか追いつかない。



「待てよ!!真咲!!」



呼んでも真咲は振り向いてくれない。



「真咲!!真咲!!」



どんどん距離が離れていく。


そしてとうとう、真咲の姿が見えなくなった。



「真咲!!俺の前からいなくなるなよ…!!戻ってこいよ…!!」