しばらく待っていると、



「彼女さん、着替え終わりましたよ~」



そう店員に呼ばれた。


彼女じゃねぇけど、訂正するのめんどくさいし、別にいいか。


そう思い、試着室に戻ると、




「……っ」



思わず息を飲んだ。


制服以外を初めて見たせいか、不覚にもドキッとしてしまった。



「彼女さん、すごくお似合いですよ~。とてもスタイルがいいので何でも似合われると思いますが、ガーリーな感じにしてみました~」



そう言う店員の声を聞きながら、真咲をまじまじと見た。