笑顔でさよなら、涙にありがとう。



それからというものの、観察していたらストーカー扱いにされて散々だった。


チャイムがなったことをいいことに、俺は真咲を屋上へと連れ出した。


サボりといえば屋上。


中学生の時にしていたことと同じことをしていた。


サボりはやめたはずだけど、仕方ない。


真咲のことをもっと知るためだ。


とりあえず流れで自己紹介するも、俺って何やってんだろうっていう感じになってしまった。


真咲も同じように自己紹介をするが、気になることがあった。



『家族はいない』



俺にはそのことを言った声が、少し寂しげに聞こえた。