「真咲が誕生日を迎えるたびにそんな思いしてほしくない。誕生日なんてとても大切な日なのに暗い気持ちになってほしくない。だったら、誕生日に何か特別なことをしてやれば、そんなこと思わなくなるんじゃないかって思って。これから真咲の誕生日は、自分が嘘の塊だなんて思わずに、俺にプロポーズされた日だって思ってほしい」
秋の話を聞いているうちに、どんどん涙が溢れてきた。
そんなの…ずるすぎる。
「…返事は?」
そんなの、1つしかない。
「…はいっ」
私は思わず秋に抱きついた。
秋も抱きしめ返してくれる。
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