すると、秋が私を呼び寄せてギュッと抱きしめてきた。



「俺が絶対に幸せにする。これからの俺の人生、真咲に捧げるから。だからこれからも俺と一緒にいてほしい」



耳元でそう囁かれて、ドキドキする。


私の答えなんて決まっている。



「はい。私を幸せにしてください」



私も秋をギュッと抱きしめ返す。


しばらくして体を離し、お互いに引き寄せられるようにキスをした。


写真の中にいるお父さんとお母さんが、そんな私たちを見て微笑んでいるようだった。