笑顔でさよなら、涙にありがとう。



電車に揺られること、10分。


お墓がある駅に着いた。



「近くに花屋ってある?」



「ええっと、この先の通りにあるよ」



「じゃあそこ行こう」



私の手を握り、スタスタと歩き出す。



「しゅ、秋?」



秋の様子がおかしい気がする。


何というか…焦っていうというか……何だろう。



「秋、何かおかしいよ?どうしたの?」



手をくいっと引っ張ると、秋はハッとしたようにして立ち止まった。