また同じようなことをするかもしれない。


そう思うと必死だった。



「頼むから、俺の前からいなくなるなよ。俺も、真咲の前からいなくならないから」



真咲の頭を撫でてつぶやいた。


真咲には聞こえてないだろうけど、言っておきたかった。


ふと時計を見ると、まだ21時だった。



「早いけど、俺も寝るか」



真咲の隣に潜り込み、真咲をぎゅっと抱きしめる。


……朝起きたらびっくりするだろうな。



「おやすみ」



真咲の額にキスを落とし、俺も眠りについた。