笑顔でさよなら、涙にありがとう。




「お待たせ」



秋がリビングに戻ってくると、急に緊張してきた。


秋が乾かしてやるって言ったせいなんだけど。



「そんな端に座らなくてもいいのに」



コンセントにドライヤーのプラグをさしながら秋が言う。



「自分の家じゃないんだからくつろげるわけないでしょ」



「でも、何回も来てるだろ?」



「慣れないものは慣れないの!」



「はいはい、もうちょっと左にずれような〜」



秋もソファに座りたいみたいで、私のことをグイグイ押してくる。