笑顔でさよなら、涙にありがとう。




「クリスマスに御馳走なんて食べたことないなぁ……」



「そういう家庭も少なくないみたいだけど。俺の友達だって『いつもと変わんねぇ〜』って愚痴ってた」



「そうなんだ」



私だけ違うと思っていたけどそうじゃないと分かって、少しホッとする。



「じゃあ、帰るか」



「うん」



こうして私たちは秋の家に向かった。




✽✽✽




「ただいま」



「お邪魔します…」



「おかえり!寒かったでしょう?早く中に入って!」



楓香さんに促されて中に入ると、暖房が効いていてとても暖かかった。


そして手洗いうがいを済ませた。