笑顔でさよなら、涙にありがとう。




「決めた。真咲が暗くなったなって思ったらキスする」



な、何それ…



「わ、私の心臓がもたないよ…」



「じゃあネガティブなこと考えないことだな。俺は別にいいけど?真咲にたくさんキスできるし」



き、キス魔だ…



「わ、私は真剣に考えてるのに…!」



「だから、考えなくていいって言ってんの。考えたところで何もならないだろ。真咲は気にしすぎ。気にしなきゃいけねぇのは俺の方だって」



「え?」



「真咲が目移りしないように頑張らなきゃなって」