笑顔でさよなら、涙にありがとう。




「あっ……おいしい」



「だろ?」



見た目はとても抵抗があったけど、とても爽やかな味だった。



「……もしかしてさ、真咲ってそういうの平気な感じ?」



「そういうの?」



「間接キスとか」



間接キス…?


かか、間接キス!?



「えっ、な、何で?」



「今、俺としたのに反応薄かったから」



あ、ほんとだ…


秋のかき氷食べたから…


思い出したら顔が熱くなってきた。



「真咲って鈍感だよな。ちょっと先が思いやられる…」



「ど、どういうこと?」



「そんなだったら、他の男にも普通にされるぞ?」