「そんなこと気にしねぇって。ほら」
秋が私の手を引き、秋の横に座らせた。
あぁ…汚れちゃった。
帰ったら謝らなきゃ…
「早く食べねぇと溶けるぞ」
秋に促され、ストローですくって口に運んだ。
「んっ……冷たい」
「ははっ。当たり前だろ、氷なんだから」
「そうだけど…思った以上だった。でもおいしい」
「よかった。俺のも食べる?」
秋は確かブルーハワイって言ってなかったっけ?
青い液体がかかっている食べ物なんて見たことない。
「いや…遠慮しとく。何かやだ」
「意外とおいしいから。ほら」
半ば強引に食べさせられた。


