想い心と罪心【短編】


もしかして、私も彼らもこの自販機に引き寄せられたのだろうか。



だとしたら、これは必然。


「あ」



雨が止んだ。



しかし、私は傘を畳まない。



だって今度は、私の頬に違う雨の雫が伝ったから。



公園から遠ざかる。



私の恋は終わった。



恋愛自動販売機が私にもたらした引力は、諦めの光景だった。



ねぇ、



私には次はどんな引力がはたらくの?