ひばりちゃんは笑顔で迎えてくれたけど おばさんは睨んできた。 一条の人間はどんな手を使ってでも実権 を握ろうとする––––––おじさん以外は。 おじさんはいい人で、わざわざ私達を呼 び戻したのもおじさんだ。 –––––––––なんやかんやで事件が起きた のは私が8歳の時だった––––––––––––––