モグラ女の恋

いた……



ソファーに足を組んで座りながら、煙草を吸っている彼の姿が視界に入ると、私の体は熱を帯びたようにカァーっと熱くなる。



今流行の服装をいつもかっこよく着こなしている彼。



髪の毛はアッシュブラウンに染められ、整った顔立ちは私みたいな女よりもよっぽど綺麗。



煙草を挟んでいる指だってスラッと細長く、どこをとっても言うことなしだった。



私は彼が視界にはいる椅子に座りお弁当を広げる。



この時間が何よりも幸せ。