俺様副社長の溺愛秘書

コンコン。



「失礼します。」



高城さんが入ってくるなり、私の目と目が合った。直ぐに副社長へと視線を向ける高城さんが私の隣に立った。



「副社長、お呼びですか?」


「ああ、昼の話だ。」


「昼の?」


「朱里と二人で食べたか?」


「………いえ、数人と。」



困惑する声が聞こえる。だが、秘書である高城さんは役員対応もお手の物だ。



「朱里への話しは何だ?」


「話しですか?」


「ああ。朱里は答えなかったが?」



副社長の視線が突き刺さる。



「えっと、飲み会に誘いました。どうも同じ歳だったみたいで。それに同期に秘書課の女性と飲みたいと頼まれてまして。」


「飲み会ね?」


「はい。別に合コンとかでは。」


「合コンね?」



高城さんの言葉を復唱する副社長と目と目が合う。完璧に怒っている。



「秘書課の女性全員か?」


「えっと、数人の予定ですが。」



完璧に高城さんも困惑している。