俺様副社長の溺愛秘書

「緊張もするけど、ワクワクもしてる。」


「ワクワク?」


「ずっと朱里と一緒に過ごせる事に。朱里は俺と本当に同じ部屋でいいのか?」



真面目な顔だけど少し不安そうな顔をする尚輝に笑みを見せた。



「いいよ、決まりでしょ?私も尚輝と過ごしたいから。」


「…………。」


「尚輝、照れてる?」


「違う。リビングに行くか?」


「うん。」



顔を見られたくないのか、私の前を歩く尚輝にクスリと笑いが漏れる。


案外、尚輝は照れ屋なのだ。



「朱里、ほら。」



左手を差し出す尚輝の手を握り締める。尚輝の温もりが伝わってくる。


リビングに行けば、真央達以外はソファーに腰掛けていた。私も尚輝とソファーに腰掛ける。



「賢人のヤツ………。」


「ん?」


「どうせ部屋でイチャついてんだろ。」



尚輝の溜め息混じりの声が小さく漏れる。私は仲の良い真央カップルが下りてくるのを待った。