俺様副社長の溺愛秘書

懇親会ではやはり――――。



「ご結婚されるんですか?」



私の指輪に気づかない人はいなかった。私はにっこりと微笑み返せば言われる言葉は――。



「お幸せそうで。」



皆が言ってくれる…………幸せそうだと。


実際、幸せなんだと分かってる。だけど――――。



『ついでに婚約した』


『ついでに指輪を渡した』



そんな言葉が頭を過って仕方ない。


自分でも何でこんなに負のループに堕ちているのか全然理解できない。



幸せ―――。



今は幸せ。だけど………ついでに?



「おめでとうございます。」


「副社長と?羨ましいですね。」


「お幸せになってください。」



掛けられる言葉に笑顔を見せる。副社長も笑顔で対応している。



「いつのご予定で?」


「まだ決めておりません。」


「そ、そうですか。」



少し驚かれる反応に副社長は笑顔で対応する。



「僕も彼女も若いですから。」


「ははっ、そうですね。」



そんな会話をされている。