わかってた。 わかってたけど、そうじゃないって思いたかった。 「雅君、私……スカートよりパンツがスキなの。コーヒーも苦くて苦手だし」 「はっ?だから何?」 「私は雅君の側にいたかった。ただそれだけなんだ」 「それなら、今まで通り……」 「雅君、サヨウナラ」 私の体に蓄積された、悲しみや嫉妬、独占欲……そんな感情が溢れだしてしまった。 知らぬふりをし続けたのに…… 見て見ぬふりをして、何も感じないふりをした。 君の側にいるためには、こうすることが一番だと思い込んでいた。