それから、一時間近くかけて、私が君をどれだけスキなのかを凛ちゃんに話した。 そして、あの秋の日ことも…… ためらいながら話し終えた。 「雅先輩、最低じゃん!!なんでもっと早く話さなかったの?」 「凛ちゃん、違うの。私が悪いの。雅君に突然家に来るなって言われてたのに……」 「未来、本気で言ってんの?」 「何か理由があったんだと思う」 「未来のためにハッキリ言うね。未来はただの都合のいい女だよ」 ……やめて。