凛ちゃんに色々と聞かれたけど、想いをすべてぶちまけることは出来ずに私は今も君の隣で笑っている。 一度散ってしまった心は元には戻らないけど、冬を乗り越えればきっとまた何かが始まる。 そう信じて私は今日も君の隣でブラック珈琲を口にした。 「今日はもう帰るな」 「わかった」 私、笑えてるかな? 君の去り行く背中を見つめながら、引きつる笑顔を元に戻した。