「未来のその姿が綺麗だったよ。儚げで」
儚い……
私といて恥ずかしいんじゃないの?なんて思い、卑屈になっていたことが、急に申し訳なくなる。
せっかく話しかけてくれた凛ちゃんに、失礼なことばかり。
外見を気にして相手に不快な思いをさせていたのは私だ。
私が言わなきゃいけない言葉は……恥ずかしいかどうかを確認することじゃなくて、
「ありがとう。声かけてくれて。これからも宜しくね」
「こちらこそ」
私の言葉に笑顔を見せてくれた凛ちゃん。
その笑顔は綺麗すぎて、真夏の太陽のように眩しかった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…