「未来のその姿が綺麗だったよ。儚げで」



儚い……



私といて恥ずかしいんじゃないの?なんて思い、卑屈になっていたことが、急に申し訳なくなる。



せっかく話しかけてくれた凛ちゃんに、失礼なことばかり。



外見を気にして相手に不快な思いをさせていたのは私だ。



私が言わなきゃいけない言葉は……恥ずかしいかどうかを確認することじゃなくて、



「ありがとう。声かけてくれて。これからも宜しくね」



「こちらこそ」



私の言葉に笑顔を見せてくれた凛ちゃん。



その笑顔は綺麗すぎて、真夏の太陽のように眩しかった。