儚いあなたと

おばあちゃんと私の学校の話や世間話をしながらふと窓に目をやると雨が降っている。

「嘘!雨が降ってる…。」

来た時には降っていなかったから傘なんて持っきていない。

困った。

「あら。それはまずいね。もっと強くなる前に帰りなさい。」

おばあちゃんに言われ私は足早に病室を出た。