【王子と一輪の花】

『姫彩ー、お母さん達出張で、2年家を開けることになったから、
姫夏の家に行かせてもらうようにしといたわよ。
これから、姫夏の家に送るから、準備してー。
荷物はお母さんがまとめて、送っとくわ。』


…は?

『ちょ、お母さん、どういうこと?
私何も聞いてないよ?!
何でいきなり??
しかも、今、朝の5時よ???
もうちょっと寝てたいってば!』



いきなり変なことを言い出したのは、
私の母、花城姫暖ーハナシロヒノー。
そして、姫夏とは、お母さんの妹で、
私の叔母の夜影姫夏。
姫夏ちゃんは、お母さんと比べて大人なのに私達世代と変わらないくらい子供っぽい。
そんな姫夏ちゃんにも、娘さんはいるんだけど…。

『まあ、そういうことだから、
準備しといてね。
あ、あと、新学期は向こうの学校に行くことになってるから、
頑張れ!!』

なんて、笑って言うから、もう、文句言うのもめんどくさくなる。


姫夏ちゃんの娘さん、夜影姫桜ーヤカゲヒオーは、
名前と顔は知ってるけど、未だに会ったことがない。

『あ、それと、姫桜ちゃんと同じクラスらしいから仲良くね!』


そんな感じで……。