空side









母「空、海先行ったよ!」










朝、海より5分遅く起きて

ゆっくりご飯を食べて

髪やらメイクやら色々してたら



海がいない。



私が悪い。

でもチャイムなる前に教室に入るから大丈夫。だから怒らないでよお母様










空「行ってくる」




母「早く行きな~」










外に出て、坂を降りる。


降りた先の目の前には海。

学校の教室からも海が見えて、おまけに双子の姉の名前も海とくる。









「空ー」









海沿いを歩いてれば、後ろから聞こえたのんびりした声。


あぁ、やっぱ来た。






スケボーの音と一緒に、声の主が近づいて来る。

それに振り返って待ってれば








太陽「はよ、」




空「ん」









朝は静かな太陽が。



てかそもそも、うるさいと言うか無駄に絡んでくるって言うか、自由。

それが太陽。










太陽「あー...ねみ」




空「髪、どうしたの」




太陽「んー...イメチェン?」









スケボーを降りて隣を歩く太陽の髪は

昨日までとは変わってる。



茶色かった髪が赤くなってて、いつも何かとセットしてあった髪がストレート、と言うかセットしてない。









空「太陽ストレート似合うよね」




太陽「んー、」




空「赤髪かっこいい」









私も前に、赤髪に憧れたことあった。


でも似合わないと感じて止めた。
髪痛みなくないし。









太陽「部活のやつって何時から?」



空「1限から」



太陽「ん」







今日は部活紹介だけで授業は終わり。


本格的な授業は明日から。




授業は嫌い。

と言うか勉強が。








太陽「あー、めんどくせ」










部活紹介が?

でもバスケは好きな太陽。


じゃあ勉強が、か。








今日も、一日が始まる。


...っうし、









頑張ろ