________一年前






"事件の半年前"




20XX年 春












空「ねーもう三年だよ。ヤバくね」










何気なく過ごしてきた17年間





離島の小さな島で


周りは大抵顔見知り。






その中でも、









海「ね。どうする?」




太陽「仕事しなくねぇー」




陸「じゃあ大学?」










この三人。




双子の姉の海と


家が近くの太陽


海岸で家が旅館をやってる陸








この三人は


昔から何かと一緒の幼馴染。











空「何も考えてない」




太陽「ばーか」




空「…あんたのがバカでしょ」




太陽「俺天才」




空「しね」











新学期




なのにいつもと変わらない朝。



海と、空と、桜が一緒になる季節。






好きなんだけど




何気ないこの日々が


詰まらないと感じていたりもする。













陸「クラスどうなってると思う?」




空「海と一緒がいい」




海「それは無いでしょ」




太陽「ありえねぇ」












何時ものようにのんびりと、


学校に着いて

クラス表を見に行く。




私の願いはただひとつ、















空「…何で」




陸「あー、笑」




海「どんまい笑」




太陽「よっしゃ行こうぜー」









二クラスしかない。



それは分かってる。

なのにまた、、










太陽「運命ってことにしとこ」




空「は、」




太陽「ほんとは嬉しいんだろ」




空「...」










これで三年間、太陽と同じクラス。


ちょっと先生、、、!








































空「...はぁ?」




太陽「気にすんなー」








そんな思いを抱えて



早速席替え、

なのに







空「もう逆に怖いんだけど」



太陽「俺も怖ぇわ笑」



空「笑うなバカ」










窓際の一番後ろで喜んでた私、



の、前に太陽が。






...なんで?!









太陽「やっぱ運命って事にしとこ」




空「しね」




太陽「本当は嬉しいくせに」




空「...」












ため息しかでない。


しかも何故かデジャブ感、、












太陽「まぁいいじゃん」













ほんとに、、、