海「空そら空」







帰り道、もうすっかり日が沈み欠けて来た頃
太陽と陸と別れて二人で歩いてた時だった。






海「どーしよ、」






さっきからスマホをいじる海は、今度は私にその画面を見せてきた。

その文面には、






空「...おぉ、」






『先輩好きです。付き合ってください』の文字が。

そしてその発信者は...


尊田光希



...やりやがった








空「まじで?やば笑」








何故か笑いが込み上げて来て、それを見て海が「笑うな」なんて言うけど、、


だって、海が告られたの初めてなんだもん。

しかもあの分かりやすかった尊田光希。







空「で?どうすんの?断んの?」







断る前提で話すのはなんだけど、、

海は多分、尊田光希のことは好きじゃない。
仲のいい後輩としか思ってないと思う。


だから、








海「断る」








やっぱり。

即その文に返事を返す海。


でも...
会わないでって、







なんか大丈夫なの?