いつもと変わらない夜。 シンと抱き合って、裸のまま毛布に包まる。 「今日も空見てたけど、やっぱり星なんて見えねーじゃん」 まだまだ寒さが残るこの時期にシンは一時間以上も空を見上げていやがった。 「死ぬ前にオリオンみたいな」 寂しそうな顔をして、窓の外を眺めるシンの姿を見ていたら私まで寂しくなる。 「死ぬまでに見れればいいなら、私が見せてやるよ」 私の言葉で目の前にパーっと明るい笑顔が広がる。 こんなことで幸せを感じられた。